何が違う?高齢者施設と介護度について(状態に合った施設選び)

施設の種類に関して、ファムロードの編集長さんからご質問いただき、そちらに回答いたしました。
将来の親御さんの施設探しやご自身の将来に対してぼんやりとした不安を抱えている方にとってとても有益な情報になりますので、ご参考になさってみてください。

質問者=ファムロード編集長    
回答者=ウチシルベ福島 名村考太

ケース1

編集長

認知症の症状が見られるが体は元気で歩行などに特に問題がない場合はどの施設が当てはまりますか?

名村考太

ハッキリと認知症という診断がつき、要支援2以上の介護度の方には、グループホームがおすすめです。家庭的で落ち着いた雰囲気の中で、食事の支度や掃除、清掃などの日常生活行為を利用者やスタッフが共同で行うことにより、認知症状が穏やかになり安定した生活と本人の望む生活を実現することができます。

※認知症共同生活の考え方は1980年代のスウェーデンで発祥しました。市区町村の公募により運営事業者がきまっており、基本的にその自治体の住民が利用可能です。

ケース2

編集長

認知症は無いが、歩行など日常生活能力にやや難点がある場合はどの施設が当てはまりますか?

名村考太

自分のお部屋から自力で共同ダイニングまで移動できる場合には、ケアハウスサービス付き高齢者向け住宅(以下・・サ高住)がおすすめです。
 ケアハウスは公的な施設で、年収に応じて施設の利用料が変わります。年収の多い方は高い費用がかかります。しかし、基本的には自立の方向けの施設のため、精神疾患などをお持ちの方は受け入れの基準に合わない場合があります。夜間はスタッフの方はいません。
 サ高住は国土交通省の基準を満たした民間の施設です。運営事業者ごと、施設の方針ごとの受け入れ基準があります。要介護1以上の方の利用を前提としたところが多いのですが、自立~要支援でも受け入れてもらえるところも存在しています。
 どちらのイメージも『見守りと食事がつくアパート』です。1人暮らしが不安な方や健康なうちから共同生活に慣れたい、ご家族に心配をかけたくないと考える人が利用されるケースが多いように感じます。

具体的に施設をお探しの方は全国最大のネットワーク「ウチシルベ」にご相談ください完全無料であなたに合った施設をお探しします。

2023年10月14日のファムロードに「月間シニア通信【福島版】十月号」が掲載されました。

ファムロードに記事を掲載し始めた経緯等はこちらからご確認ください

ファムロードとは福島県県中エリアに入る不動産のチラシです

ファムロード①

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