福島県の風評被害対策として『東京電力福島第一原発』という表記を徹底してほしい

連日、東京電力福島第一原発関連の報道が続いています。

今後の風評被害が広がり続けることに恐怖を感じています。

そもそもの大前提がしっかりと共有されていないもどかしさを感じています。

福島第一原発はあくまでも東京電力の発電所であり福島県は東北電力の供給を受けています。

一つ、その打開策を提案致します。

情報発信時に福島第一原発ではなく東京電力福島第一原発と必ずつけてほしい

恐らく、福島県外に住む方にとっては

『そんなこと知ってるよ』

『ニュースで言ってるじゃないか』

と言われるかもしれません。

しかし、コレは人間の深層心理にとってとても重大なことです。

風評被害というのは、絞られた地域、今回でいうと福島県だけの問題であることになってしまうこと自体が

それをマイナスに加速させています。

東京電力福島第一原発の諸問題は、あくまでも東京電力の供給設備であるためその電力を使用している人たちが、福島県民に同情するのではなく当事者意識を持って受け止めるべき課題である考えます。

東京電力福島第一原発はあくまで東京電力管内で使われる発電施設の一つであり福島県民のための施設ではないため

福島第一原発は福島県だけの問題のようになってしまっています。

実際は福島県民は東北電力の管内にあり、東京電力福島第一原発からの電力供給は受けていません。

この東京電力福島第一原発の当事者意識を福島民と同様に東京電力の供給を受けている全ての人に持ってもらえるようになれば

情報の受け止め方も変わるのではないかと考えます。

・なぜ東京電力は福島や新潟や青森などに原発の場所を決めたのか?

・なぜ原発の場所が千葉や茨城ではなかったのか?

・そもそも東京電力管内で全ての施設が造られ、供給されるべきではないのか?

福島県民を同情する暇はありません。自分たちで使う電力がどこから来ているか考え

今後どのように供給を受けていくべきなのかを真剣に考えていただく議論がより盛んに立ち上がることの方が

結果的には風評被害が縮小されることに繋がります。

風評被害を受ける人=福島県民

それを同情する人=その他の日本人

という構図ではなく

東京電力管内の電力供給を今後どうするのか?

ということが主題に置かれさえしていけば、ネガティブな注目の的から福島県が外されていきます。

特に、東京都その他首都圏の人たちが自分ごととして捉えていただくきっかけになって欲しいです。

ニュースのタイトルやテロップに「福島第一原発」とだけ表記されていることが風評被害の温床

東京電力福島第一原発の報道を見聞きしていると

口頭で東京電力福島第一原発と言われることすらまれで

基本的には口頭でもニュースのタイトルやテロップも『福島第一原発』とだけ表記されています。

東京電力福島第一原発は福島県民のものでもなければ

そこから福島県民は電力供給を受けていません。

これだけ福島という地名だけが強調されてしまうと本当に救いようのない

風評被害が拡大し続けるであろう絶望感だけが福島県民にはあります。

これによりそもそも東京電力の施設であることが忘れ去れ、精神的に福島県民とそれ以外という分断が加速されています。

確かに東京電力福島第一原発は長い

いちいち東京電力福島第一原発と口にしたりテロップに入れるのは確かに長いかもしれません。

しかし、福島第一原発とだけ文字の情報が拡散させていくこと自体がこの問題を

福島県の問題として捉えられてしまう危うさがあります。

東京電力福島第一原発と表記するべき

これは最低限のマナー

あいさつや歯磨きなどと同等のレベルで徹底されるようになれば

必ず風評被害の縮小につながります。

逆に福島第一原発という表記のままではその報道そのものが風評被害の温床になりかねません。

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